超特急というグループについて

私は、超特急というグループのファン、いわゆる8号車である。






1月16日に超特急のメンバー、コーイチが脱退発表をした。

そのことで色々考えたり悩んだりの日々を過ごしているので、今の気持ちを残そうと思い、勝手に書いている。






超特急は7人で構成される。

史上初のメインダンサーバックボーカルグループだ。

つまり、ダンスと歌で魅せるグループである。



世間から見れば他のアイドルグループとは何ら変わりのないアイドルグループかもしれない。





ただ、間違いなく一流のパフォーマンスをしていた。1アーティストとして。







まあ、この際、アイドルかそうでないかはどうでも良くて。



他にもアイドル活動をしているグループのファンだったこともある私の中では、今まで見てきた中で、1番信頼のおけるグループだった。





それくらい本気度が伝わってきていた。















私がこのグループを応援し始めたのはかれこれ2年半ほど前である。


だから、それほど長くもなく、短くもない。



このグループを、2年半の間応援していたのは



顔がかっこいいとかダンスが好きだとかそんな単純な理由ではない。









ファンを巻き込んで一緒に高みに行こうとしてくれていたからである。









本気で全員が超特急に真剣だった。







その姿に惚れたのだ。















何より本人達の考えを日頃から伝えてくれていたし、気持ちの面での距離感がほとんど感じられなかった。












「8号車はメンバー」






この言葉のおかげでもあるかもしれない。









これは、散々彼らが言い続けてくれた言葉である。


実際問題は置いておいて、そういったスタンスで居続けてくれることが嬉しかった。








メンバーだけで成り立っている訳では無い、と、本人達がたくさん話してくれるのを見るのが1ファンとしてとっても嬉しかったのだ。









だからこそ、

「東京ドームに立つ」

という彼らの夢はファンの夢だったのは間違いないと思う。




どんどん成長して、ファンの母数を増やす彼らを見守ることが、私にとって何よりの生きがいだった。
















そんな超特急。1号車から7号車までがメンバーで、8号車がファン。これは、完璧な均衡を保っていた。





ファンは、誰しもが、1人や2人、推しメンバーがいる。

それは他のメンバーと一緒にいるその人が好きなのであって、他のメンバー抜きには始まらない。








7人の超特急という完璧なシステムがあってこそなのだ。









一人一人の性格・キャラクター、立ち回り、存在、全てが一人一人をたてていた。








完璧な均衡ができていた。











これは6年間という活動の中で彼らが自分で作り上げたものだし、最初から全てが上手くいった訳では無い。









色々な経験を経て7人なりの超特急を作り上げたのだ。









そして、彼らは超特急という土台からは出ずに戦っていた。



個人での仕事があっても、超特急の土台は降りず、個人の仕事をグループに還元するように活動していた。





















それが、7年目にして1人だけ土台から降りることを選んだ。





















すごい決断だった。









私はいつかはこうなることは分かっていた。



ただ、全員が、ある一定ラインまでは、その土台から降りることはないって確信があったから、まさに、これからというタイミングて辞めることに驚きが隠せなかった。
















つまり

彼らの完璧なシステムは崩れたのだ。










均衡は崩れたのだ。












色々なことが浮かぶ。


パフォーマンスはどうするの?


今までの歌やダンスは?


タカシが1人でボーカルやるの?


バラエティでの上手い立ち回りは誰がやるの?


1号車はどうするの?






6人のメンバーを底から支えてくれる人は居なくなっちゃうの?














それでも、超特急は続く。









そう決めてくれた。

















7人いなきゃ超特急ではない






そういう意見ももちろんある。

私もなんならその意見に同意だ。













それでも、6人は、6人で超特急を続けることを選んだのだ。










1人を残して。










この表現だけはこうでありたい。









辞める1人が6人を残した訳では無い。




1人が降りたのだ。




















なぜやめたのか。


その部分がわからず、悩むファンも多いことだろうと思う。










ブログには


「超特急が大好きで、突き詰めすぎたから。僕の超特急と、現実の超特急がズレてしまったから。」


としかない。










このブログから私が感じたこととしては、以下のことがある。あくまで、私が感じたことであるので注意。







①超特急が好きということ。



超特急にいたことを濁さない、嫌だからやめる訳では無い、という表現。





彼なりに、超特急を雑に突き放すことはしなかった。




それは超特急への、

超特急コーイチへの愛があったからではないかと思う。















②明確にやめる理由を書いていない


超特急が好きだから辞める、というようにとれる内容に、意味わからんってなった人も多い。



これに関しては、私も理解に苦しむ。






ただ、これらから分かることがある。









吉野晃一は、やめる理由を伝えようとは思っていないのだ。






それは何故か。わからん。
















ただ、真実というのは時に残酷である。知らなくていいことも、世の中にはたくさんあるのだ。












メンバーも、本人も多く語らないことを、あえて選んでいるのだ。


それだけは明確だ。

















コーイチは最後まで超特急が好きだった。








超特急を突き放して憎まれながら辞めることを選ばなかった。











自分の発言で、今までの超特急の活動に色眼鏡がかかることを懸念したのかもしれない。










超特急にいた頃のコーイチを汚すようなことは、吉野晃一はしなかったのだ。



















過去を否定せず




それでも自分の思う、なりたいものとは離れてしまった











それを伝えようとしてくれていたのではないかと。

















わかりずらいだろうけど、

私はそう感じた。




















明かされないことをいつまでも追い続けることは無意味だ。









とは思わない。













こうやって、なんでだろうって考え続けることで自分の納得する解釈が出来れば




その時心から6人の超特急を受け入れられるようになるのではないか






と、私は思っている。




















最後に。









私は超特急のコーイチが大好きだった。






別の色のペンライトを持っていたけれども。












超特急のコーイチの音楽が好きだった。






吉野晃一が魅せたかったものではないかもしれないけれど。













私はあなたを憎めない。






どれだけ6人が大変だろうって本当におもうけれども、あなたのことは大好きなままだ。














それはきっと、6人も。






















今後、吉野晃一として活動するのかもしれない。





その時、「超特急のコーイチ」がついてまわる。抜けたとはいえ、8号車がいる限り、超特急のコーイチはいなくならないのだ。
















私は吉野晃一を応援するかどうか分からない。



今は。



















それでも、あなたがどこかで輝いてくれていたら、とっても嬉しい。
























吉野晃一は、超特急の枠には収まらない人間だったんだな!くらいに思わせてほしい。




















そして、6人の超特急も、6人で東京ドームに立ってほしい。


















私はきっと、東京ドームに立った瞬間も、コーイチがいれば良かったのになって思ってしまう。















それでも、6人には







胸を張って


俺らの力で東京ドームに立ったんだぞ








って断言してほしい。















自慢げに、







『超特急は東京ドームに立ったんだ!』









って叫んでほしい。






















それを、どこかで吉野晃一が喜んでくれたらいいな。